三輪緑山(東京都町田市)

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三輪緑山は、東京都町田市の東部に位置するニュータウンです。横浜市と川崎市の境界に面しています。三輪緑山という名前は、元々の地名である三輪町と、横浜市側にある緑山という地名を合わせて生まれました。周辺は緑豊かな丘陵地帯で、ところどころに山林があります。川崎市の飛び地になっている場所は、市街化調整区域に指定され広大な田畑が残されています。
三輪緑山の分譲開始は1985年。「景観を人と緑が守る街」をキャッチフレーズに、野村不動産によって開発が行われました。街では管理組合を組織し、住民による緑化活動が行われています。この緑化活動が東京都に認められ、2005年に東京都功労者「環境功労」の表彰を受けました。街の景観としては、2006年に住まいのまちなみコンクール「国土交通大臣賞」を受賞しています。



三輪緑山のキーワード
1.管理組合 2.保全緑地 3.さつきのグリーンベルト




三輪緑山MAP




三輪緑山の利便性



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<三輪緑山の中心部。鶴川緑山住宅バス停前。>




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<小ぢんまりとした、こどもの国駅。>



生活の利便性:★★★★★


三輪緑山の中心部には、小さなスーパーマーケットと郵便局、個人商店があります。卵の自動販売機があったので気になりましたが、ここでは割愛させて頂きます。なお、鶴川緑山住宅バス停前のスポーツクラブは、2013年度末で閉店する予定です。その他に商店はなく、買い物は基本的に鶴川方面に行くことになりそうです。丘陵地なので坂が多く、自動車がなければ日常生活も不便でしょう。
三輪緑山の最寄駅は、小田急小田原線鶴川駅です。鶴川駅は乗降客数が多く賑わいがあり、駅周辺は飲食店や惣菜店が充実している感じです。近年、再開発が行われ近代的な複合商業ビルも建てられました。急行電車は止まりませんが、新宿や大手町まで乗り換えなしで行くことができます。鶴川駅と反対方向へ行くと、こどもの国線こどもの国駅があります。単線で短い電車が行き交うローカル路線ですが、東急線沿線や横浜方面へ向かう時に便利そうです。目的地によって使い分けられるのが嬉しいですね。


三輪緑山の街並み



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<三輪緑山の一般的な街並み。眺望も良好。>




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<緑地につつまれた落ち着いた佇まい。>




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<コンクリートの擁壁も、植栽で美しくみせている。>




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<シンボルとなる住宅があり、街の格を高めている。>




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<1996年に分譲した山の手坂地区。歩行者優先の道路設計になっている。>




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<街の中心部には集合住宅もある。>




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<並木道沿いの街並み。重厚感ある住宅が多い。>




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<サンフランシスコを彷彿とさせる真っ直ぐな坂道。>



美しい街並み:★★★★★


三輪緑山を歩いて最初に感じたのは、明るいということ。通行人が多いわけではないですが、陽気な雰囲気を感じます。三輪緑山の住宅は赤茶色の屋根が多いので、その色が影響したのかもしれません。イタリアの山岳都市をイメージした南大沢に、近いものを感じます。
三輪緑山には美しい並木道がいくつかあります。丘陵地に真っ直ぐ伸びる道路は、美しく開放的です。ユリノキは維持管理が大変なんだそうですが、三輪緑山ではきれいに手入れされていますね。街自体のハード面もさることながら、住民による景観意識の高さも伺えます。


三輪緑山の自然



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<中心部にあるスポーツ広場。学校予定地だったので広い。>




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<三輪けやき公園。三輪緑山では、このような児童公園は2箇所しかない。>




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<ナイター設備がある三輪みどり山球場。奥に見えるのは鶴川女子短大。>




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<街を包むように緑地が保全されている。>




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<こどもの国。約100ヘクタールの敷地を持つ自然の遊び場。>




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<TBS緑山スタジオの保全緑地。>




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<空地は畑になっていた。直売所には販売日時が貼り出されている。>




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<三輪緑山の周辺。川崎市の飛び地である岡上地区。>



緑豊かな自然:★★★★★


街の中心部には、スポーツ広場と三輪中央公園があります。どちらも広場がある公園で、子供達がボール遊びをしているほか、地域のイベント会場として使われています。街外れには、遊具が充実した沢谷戸自然公園と三輪みどり山球場があります。沢谷戸自然公園にも多目的広場がありますが、こちらは大雨時に調整池となる機能があるようです。
三輪緑山は、行政や企業による保全緑地が多いことが特徴です。周辺は、開発前の自然が残されており、町田市の保全緑地になっています。また、三輪緑山の南側に隣接する横浜市側では、TBS緑山スタジオとの間で緑山保存協定緑地が定められています。雑木林が生い茂る「こどもの国」とも隣接しており、町田市と同様に豊かな自然が残されています。これら保全緑地によって、周辺の乱開発が行われず、静かな環境が維持されています。保全緑地は中に入れないので、住民が土に触れる場があればいいですね。


三輪緑山の必見ポイント



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<三輪緑山の特徴でもある、さつきのグリーンベルト。>




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<三輪緑山のシンボル、けやき並木。>




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<並木沿いに緑地を示す地図がある。>




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<三輪緑山らしい、さつきの植栽マス(ホルト)。>




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<幹線道路手前にある路面の凹凸(ハンプ)。>




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<地区計画区域であることを記す看板。>



必見ポイント:★★★★★


三輪緑山といえば、さつきのグリーンベルト。各住宅の周りには、50センチ幅のさつきが植えられています。非常に特徴的な景観で、開花シーズンには街中に赤い帯ができ、華やかな雰囲気に包まれます。グリーンベルト部分は管理組合の所有になるようで、街の全域で統一された景観が維持されています。
さつきと並んで三輪緑山の象徴的な景観になっているのが「けやき並木」です。この街を知る人なら、まず始めに思いつく場所かもしれません。三輪緑山のけやき並木は、道路沿いの植栽と融合して、緑を非常に濃く感じます。歩いていて気持ちがいい、癒しのパワーがあるスポットです。
三輪緑山の一部では、ボンエルフと呼ばれる自動車の速度を抑える道路設計が行われています。その手段として、植栽マス(ホルト)による車道の蛇行や、交差点手前での路面の凹凸(ハンプ)が設置されています。当時の日本では例が少ない取り組みで、街づくりへの意気込みが伝わります。


三輪緑山の評価





三輪緑山の評価結果
生活の利便性★★★★★
美しい街並み★★★★★
緑豊かな自然★★★★★
必見ポイント★★★★★
総合評価★★★★




三輪緑山は、街づくりへの情熱が感じられるニュータウンです。景観に対する考えも一入で、ケーブルテレビを導入し各住宅のアンテナを排除するなど、後の宅地開発のモデルとなる先進的な試みが行われました。致命的なのは利便性です。最寄りの鶴川駅に、急行が止まらないのは痛手。郊外で1日の乗降客数が6万8千人(2012年度)の駅にしては、厳しい仕打ちです。買い物環境については、街の中心部に建つスポーツジムの跡地を、どう利用するのか注目されます。



三輪緑山の不動産物件


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三輪緑山と似たような街


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