松原団地(埼玉県草加市)

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松原団地は、埼玉県草加市の中央部に位置するニュータウンです。松原団地という住所はなく、団地がある松原団地駅西口を松原、東口を栄町と名付けられています。
草加市は「せんべい」の発祥地とされ、「草加せんべい」は全国的に有名です。東京都に接する地理的条件から、戦後はベッドタウンとして発展しました。松原団地は草加市の中でも古い住宅団地で、1962年にUR都市機構によって造成されました。現在は、団地の建て替えが進んでいます。駅の東口側には、約1.5キロの松並木を持つ松原遊歩道があり、1987年に国土交通省「日本の道百選」に選ばれたほか、「利根川百景」「手作り郷土賞」「遊歩百選」「美しい日本の歩きたくなる道500」など数多くの賞を得ています。2001年には、再開発によって誕生した松原団地西口公園が、彩の国さいたま景観賞を受賞しました。松原団地の隣にある草加駅の東口は、1992年に再開発されており国土交通大臣から「まちづくり事業関係優良団体」の表彰を受けています。



松原団地のキーワード
1.建て替え事業 2.松並木 3.獨協大学




松原団地MAP




松原団地の利便性



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<松原団地駅西口。学生が多く活気がある。>




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<松原団地駅プロムナード。歩行者優先の道路設計。>



生活の利便性:★★★★★


松原団地は、駅前を中心に24時間営業のスーパーマーケットや各種専門店、スポーツジムがあります。大学があるため、お洒落な飲食店も多く、周辺の駅とは異なる雰囲気が漂います。また、草加市の中心部という立地から、市立病院や郵便局の本局などの行政施設がおかれているのも特徴です。都市銀行も、隣の草加駅に一通り揃っています。日常生活では、とくに不便に感じることはないでしょう。東京近郊の平均的なベッドタウンという感じです。
松原団地駅は、東武スカイツリーラインの駅です。優等電車は止まりませんが、複々線のおかげで普通電車でも素早く移動できます。普通電車のほとんどは地下鉄日比谷線へ直通しており、秋葉原や銀座、六本木へ乗り換えなしで行けます。ただし、東武スカイツリーラインは都心にターミナル駅がなく、東京の繁華街に行くには、地下鉄の運賃が別途必要です。


松原団地の街並み



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<再開発された松原団地の一般的な街並み。>




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<コンフォール松原。明るくスタイリッシュになった。>




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<駅から団地へ向かう通り。歩行者はショートカットできる。>




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<団地と団地の間は、小公園や立体駐車場がある。>





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<松原ハーモネスタワー。三角屋根の建物は市立図書館。>




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<松原団地駅方面を望む。建て替えられた集合住宅が並ぶ。>




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<松原団地駅西口から伸びる独協大学通り。駅前を過ぎると商店はない。>




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<古い団地群。建て替えの時を待つ。>



美しい街並み:★★★★★


1962年に造成した松原団地は、総面積約60ヘクタール、総戸数5926戸で、完成当時は東洋最大の団地でした。現在、連鎖型の建て替え事業がはじまり、首都圏有数の大規模再開発として注目を集めています。
松原団地駅周辺は、すでに建て替えが完了し、真新しい集合住宅が建ち並びます。ほとんどの建物は白色を基調としており、清潔感を感じさせる街並みです。これらの集合住宅には、「コンフォール松原」という名前がつけられました。今までの暗い団地のイメージを、見事に払拭しています。
駅前にある高層マンションは、UR都市機構の賃貸住宅「松原ハーモネスタワー」です。完成は1999年。地上30階建てで、周辺からでも一際目立つ街のシンボル的な建物です。ファミリー世帯を主なターゲットにしており、2LDKや3LDKの広い部屋が充実しています。松原ハーモネスタワーの真下には、24時間営業の保育所や商業施設、金融機関があります。また、隣接地には草加市内の図書館を集約して誕生した市立中央図書館、大学女子寮があります。
周辺の団地内には、幼稚園や保育園がいくつもあります。そんなに子供がいるのかと驚くほどです。一方で、小学校は新校舎が建設され統廃合されました。廃校となった小学校の校舎は、知的障害のある児童生徒を受け入れる「草加かがやき特別支援学校」として、2013年に開校しています。


松原団地の自然



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<綾瀬川左岸広場。完成すると4ヘクタールを超える大公園になる。>




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<団地内の緑道。建て替え事業後も残される予定。>




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<団地が取り壊され更地となった街区。ここに都市公園ができる。>




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<浄化作業が進む伝右川。>



緑豊かな自然:★★★★★


松原団地駅東口には、松並木が美しい松原遊歩道があります。この松原遊歩道の中間にあるのが、災害時の防災設備を備えた綾瀬川左岸広場です。この広場は、工場跡地を市開発公社が買い取って整備されました。市民で賑わう憩いの場所として、またお祭りやスポーツイベントの会場にも利用されています。現在、広場部分のみ開放されていますが、2013年度中に遊具等が整った公園として開園する予定です。
松原団地の中心部には、建て替え事業に伴い都市公園が造成されます。この公園は、草加市で3番目に広い約2ヘクタールの面積になる予定です。コンセプトは「多世代が憩える緑豊かな都市公園」。公園の周辺には、児童センターや大学関連施設、商業施設が建設される計画です。獨協大学の正門前という立地で、学生も集う活気ある空間になることでしょう。この都市公園と獨協大学の間には、伝右川が流れています。水質の悪い川ですが、現在浄化事業が進行中。埼玉県水辺再生100プラン事業に採択され、親水空間が整備されることになっています。獨協大学側では、すでに親水護岸化工事が進められ、正門付近の遊歩道が完成。水質の浄化が待ち望まれています。


松原団地の必見ポイント



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<獨協大学。近くの酒屋では獨協ワインを販売している。>




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<太鼓橋から見た松原遊歩道。>




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<松原遊歩道の松並木。きれいに整備されている。>



必見ポイント:★★★★★


松原団地駅の東口側には、旧日光街道に沿って松原遊歩道があります。松原遊歩道は、日光街道の宿場町の面影を今に残す歴史ある場所として市民から親しまれています。「千本松原」とも称された松並木は、高度経済成長期の急速な都市化やモータリゼーションによって60本近くまで減少した時代がありました。しかし、「草加松並木保存会」をはじめとする市民活動や、埼玉シンボルロード整備事業に指定されたことで、現在では634本にまで復元しています。松並木に挟まれた車道は遊歩道へ生まれ変わり、綾瀬川と一体となった親水空間を創出。遊歩道と交差する道路には和風の太鼓橋がかけられ、散歩やジョギングを楽しむ人で賑わっています。
松原団地は学園都市でもあります。1964年に獨協大学がキャンパスを開設し、約半世紀が経過しました。その間、松原団地は学生の街として発展。東武線沿線の中でも若々しくエネルギッシュな街に成長しています。草加市とともに地域活性化に取り組んでおり、松原団地の建て替え事業にも獨協大学が関わっています。


松原団地の評価





松原団地の評価結果
生活の利便性★★★★★
美しい街並み★★★★★
緑豊かな自然★★★★★
必見ポイント★★★★★
総合評価★★★★★




松原団地は現在再開発中のため、評価は暫定のものです。全体の印象としては、都市インフラのバランスが良く、子育て関連施設が充実しているといえます。若い世代が暮らしやすい街ではないでしょうか。団地そのものを見ると、必見ポイントは少なく個性に欠けます。今後、松並木や大学という資産を活かした街づくりが進めば、今より魅力が上がるでしょう。



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